9月29日・30日、シンガポールで開かれたTech Week Singapore 2026に参加してきました。Tech Week Singaporeは、今年で12回目を迎えるアジア有数のテクノロジー展示会です。クラウド・AI、サイバーセキュリティ、データセンターなど5つの展示会が同時に開かれ、今年は2日間で3万8,000人が来場、720社が出展しました。テーマは「The Infrastructure Era」。
会期中には、「Data Centre World Tokyo」を2027年12月に幕張メッセで初めて開くとの発表もありました。
会場では、アジアへの進出や事業の拡大を考えている大手からスタートアップまで、日本のマーケットに興味のありそうな企業と多く交流してきました。
今回は、実際の声を聞いて、感じた海外企業が日本に求めているものをまとめてみました。
まず感じたのは、行政とつながりたいという声の多さです。
自治体と話がしたい。行政と一緒に実証がしたい。でも入口がない。特に、日本の行政とは
コネクションが作りづらいという声を多く聞きました。
ただ、コネクションだけの問題でもないようです。紹介してもらって会えたものの断られた、話が続かなかった。そうしたケースの話が、思っていたよりも多くありました。
もう一つ多かったのは、日本は入りづらいマーケットだという印象です。理由として挙がったのは、言語、文化、そして「新しいことが苦手な国」という見方でした。
一つ気になったのは、日本で実際に事業をした経験から話している人ばかりではなかったことです。誰かの苦労話や業界の評判が、来る前から壁になっているのかもしれません。
かといって、ただの誤解だとも思いません。返事に時間がかかる。英語の情報が少ない。「検討します」が前向きなのか断りなのかわからない。日本側と仕事をしていれば、どれも実際にあることです。
一方で、「新しいことが苦手」という見方は、現場の実感とは少し違います。自治体や企業の担当者と話していて、新しいものに興味がないと感じたことはありません。人手不足や高齢化で、むしろ困っています。ただ、知らない会社の知らない技術に、いきなり手は出さない。誰の紹介なのか。国内で実績はあるのか。日本語で相談できる相手はいるのか。見ているのはそこです。
海外企業は入口を探していて、日本側は信頼できる相手を探しています。それでも出会えていないのが現状です。
話を聞けば聞くほど、彼らが求めているのは「人」ではないかと思いました。日本というユニークな市場を理解し、通訳や窓口になるだけでなく、相手の文化背景をわかった上でコミュニケーションそのものを組み立てられる人です。
SPRINKが福岡を拠点に続けているのは、この「人」の役割です。海外企業と日本企業の間に立ち、パートナー探索から実証、その先の事業化まで、紹介で終わらせずに一緒に動いています。
日本進出を考えている企業様、海外の技術に関心のある自治体や事業者の方は、ぜひSPRINKまでお気軽にお問い合わせください。